病気が原因で起こるむくみ


むくみには、短時間で治まる一過性の症状と、病気やけがなどから来る病的症状があります。

顔や足の特定箇所に短時間のむくみが出ている場合は心配ありません。

長時間むくんだ状態が続いているときや、体全体がむくんでいるときなど、病院で診察を受ける必要があります。

むくみの症状がある病気

肝臓病、妊娠中毒、腎臓病、心臓病、血管やリンパ管の障害、脚気、貧血などで、むくみの症状が現れます。

長時間むくみが続いている場合や、身体全体がむくんでいる場合など、いつものむくみの症状とは違うと思った場合には、一度病院に行って診察を受けたほうがいいでしょう。

脚気

ビタミン欠乏症の1つです。

病気の症状に、多発神経炎、むくみ、心不全があります。

歴史的には、ビタミンを多く含んだ玄米を主食としていたころには、患者は少なかったです。

しかし、時代とともに白米が好んで食べられるようになり、また栄養成分の偏ったジャンクフードの普及により、脚気が再発しています。

ビタミンを含んだ食品を意識的に食生活に取り入れることで防ぐことができます。

貧血

血液の濃度が低くなった状態です。

一般的には血液中のヘモグロビン濃度が基準値を下回った時に貧血といわれます。

貧血の症状に、動機、息切れ、むくみがあります。

貧血が徐々に進行した場合には、体が低酸素状態になります。

相当に重症になるまでは特に自覚症状が現れないことに注意が必要です。

ちょっとしためまいや、息切れなどを感じたら貧血を疑いましょう。

鉄分を多く含んだ食品をとることや、サプリメントで防ぐことができます。